私たちについて

私たちについて

JNoLLとは

わたしたちの暮らす社会や地域は、今、高齢化、温暖化、災害、エネルギー、食糧、人口など、複雑に絡み合った事象に直面し、これらに対してわたしたち自身がどのように向き合うのかを問いかけています。さまざまな実践がなされる中で明らかになっているのは、高度に専門分化した単一の領域の知識や人材・組織だけで、これらの複雑化した社会的問題を解決することは容易ではないということです。一見、解決が困難に見える事象も、地域に暮らす人々が主体的に関わることで課題自体が変容し、解消されることも少なくありません。

こうした状況を受けて、国内外で、多様な人材や組織が自身の従来のミッションやセクターを乗り越えて共創する活動が増えてきています。企業が自社の社員だけでなく、利用者を巻き込んでサービス開発を行う事例や、行政が市民とのワークショップの場を通じて対話や政策形成を行う事例などがあります。従来のそれぞれの組織に閉じた活動よりも一歩前進したと考えられる一方で、まだまだ”カタチ”だけの共創になっているため、成果に違いがみられない、市民の主体的な関わりが生まれない、地域や市民のための価値に繋がらない、などのケースが散見されるのが現状です。

そこで我々は、セクターを超えた共創活動(リビングラボ)の機運を醸成し、実践をリードする人材の育成や実践の知見の共有を通じて、人口減少時代において社会課題に取り組む人や組織を応援するために、一般社団法人日本リビングラボネットワーク(JNoLL:ジェノール)を設立しました。
JNoLLは、リビングラボや社会課題解決に向けた共創プロジェクトに取り組む産官学民の実践者や研究者によるコミュニティです。われわれは、市民の暮らしをより良くしていくために、リビングラボの方法論やツールを基盤にしながら、さまざまな市民活動、企業のサービス開発、自治体の政策形成・実施などを支援します。

チーム

  • 赤嶺 侑里香

    Akamine Yurika

    パートナー

    デザインストラテジストとして、デザインリサーチ、コミュニケーションデザインに携わっています。

  • 赤坂 文弥

    Akasaka Fumiya

    理事

    日本の社会文化的な文脈にあったリビングラボの在り方を方法論化し、リビングラボ実践の「インフラ」を構築するための研究をしています。

  • 秋山 弘子

    Akiyama Hiroko

    顧問

    鎌倉リビングラボで、生活者視点から長寿社会の新たな生き方と社会のあり方を、産官学民で共創しています。

  • 陳 欣蕾

    Chen Xinlei

    パートナー

    地域や社会の課題に関わる多様なステークホルダーと企業が共創できる「ともに育むサービスラボ」(はぐラボ)の立ち上げから関わり、多様な視点による価値創出とソーシャルイノベーションに取り込んでいます。

  • 原口 尚子

    Haraguchi Naoko

    パートナー

    日本と韓国のリビングラボの研究者・実践者をつなぐ活動をしながら、マルチステークホルダーによる「年齢を重ねても疾病や障害があっても自分らしくいられる社会づくり」を模索しています。

  • 原口 唯

    Haraguchi Yui

    理事

    マルチステークホルダーの連携による地域政策の推進・ソーシャルイノベーションに関心があります。また、リビングラボを通じて、より多くの方に共創の概念が広がることを期待してJNoLLに関わっています。

  • 橋本 遼

    Hashimoto Ryo

    パートナー

    幕張地域において、地域住民を始めとした様々なステークホルダーとともにウェルビーイングなまちづくり活動を行いながら、個人と社会がともにウェルビーイングであるための方法論を研究しています。

  • 河原 勇輝

    Kawahara Yuki

    パートナー

    企業経営の傍ら、地域貢献やSDGsに取り組んでいます。深刻化する空き家問題、不足する避難所問題を受け、空き家活用を行う組織を立ち上げ、「空き家×防災拠点」の観点で注目を集めています。

  • 菊石 和徳

    Kikuishi Kazunori

    パートナー

    デジタルコミュニケーションを中心に、デザインリサーチ、エクスペリエンスデザインなどに従事。リビングラボによる価値共創と、関係性のデザインを研究しながらサービスデザインに取り組んでいます。

  • 木村 篤信

    Kimura Atsunobu

    代表理事

    日本の地域でのリビングラボ実践から、社会システム(政策やビジネス)がより良く変わるため知見を研究しています。

  • 水野 恵理子

    Mizuno Eriko

    パートナー

    地域の生活者の現状を理解し共感することで、より良い社会のしくみを生み出すため、佐渡島で自然共生をテーマとするリビングラボを運営しています。

  • 長島 洋介

    Nagashima Yosuke

    理事

    まちづくり、居場所づくり、アート、歴史・自然との共生など、理論と実践の両面から、さまざまな形での共創を模索しています。

  • 中村 正敏

    Nakamura Masatoshi

    顧問

    ビジネスインキュベーション、大手企業とのアライアンスが専門。社団法人「コトの共創ラボ」の設立をはじめ、企業の立ち上げ支援やeスポーツの理事など、多岐にわたる活動をしています。

  • 中谷 桃子

    Nakatani Momoko

    パートナー

    社会課題解決・Social Well-being実現に向け、異なるバックグラウンドの人々との対話を重ね、新たなサービスや仕組みを創り出すための実践と、その方法論体系化・ツール開発に取り組んでいます。

  • 新井田 統

    Niida Sumaru

    監事

    リサーチツールや知識共有プラットフォームの開発を行いつつ、リビングラボでの実践と理論研究を行う研究活動をしています。

  • ピーター ユリウス

    Peter Julius

    顧問

    北欧イノベーターとのネットワークを持ち、デンマーク・イギリスのリビングラボを活用したイノベーションを実践しています。

  • 坂倉 杏介

    Sakakura Kyosuke

    パートナー

    ウェルビーイングとイノベーションを共創するコミュニティのマネジメント手法を各地で実践的に研究しています。まちのウェルビーイングな時間を生み出す「おやまちリビングラボ」を世田谷区尾山台にて進行中。

  • 白井 洸祐

    Shirai kosuke

    理事

    企業と生活者、地域による共創プロジェクトに各地で取り組んできました。セクターを超えた価値づくりが一過性に留まらず、社会的にインパクトを生み出す方法を考え、実践しています。

  • 吉田 智之

    Tomoyuki Yoshida

    パートナー

    社会のパラダイムシフトを受けて、人の変容による新しい「適材」と、社会システムの再構築による「適所」の創出を仕事にしています。協同労働の理念に共感し、持続可能な社会的経済の仕掛けづくりに挑んでいます。

  • 豊田 光世

    Toyoda Mitsuyo

    パートナー

    農村地域をフィールドに自然共生社会の実現に向けた、コミュニティデザイン事業を展開しています。佐渡島自然共生ラボの運営メンバー。

  • 山下 佳澄

    Yamashita Kasumi

    パートナー

    デザインストラテジストとして企業の新規事業開発やサービスデザインを支援しています。活動の一環として、京都府京丹後市の丹後リビングラボにも参画。

  • 安岡 美佳

    Yasuoka Mika

    パートナー

    北欧のリビングラボの理論研究、実践を通して、私たちの毎日の幸せに貢献するテクノロジーについて考えています。

  • 吉田 涼子

    Yoshida Ryoko

    パートナー

    鎌倉リビングラボの立ち上げから携わり、人生100年時代の生活を豊かにするモノ・コト・仕組みを共創する場としてリビングラボの可能性を探求中です。